子供には自分自身の人生がより良いものになって欲しいという願いは親ならば抱くのは自然のことかと思います。
親としては、将来は何か一つでも突出した特技を持つか、手に職を持ってほしいというのが、ひそかな願い。
でも、今はまだ小さく、何が向いているとか得意なことだという判断もつかないだろうから、特にこれ!と決めてやるというよりは、子どもが興味を持ったことをその都度伸ばしていこうという心づもりでいます。
その為に、わが家では、子供が興味を持ったことがあったら、そのことをより詳しく知るために掘り下げて知識を増やすということを心がけています。
子どものスポンジのような吸収力・記憶力に驚く
知識を掘り下げることに可能性を感じたのは、長男が2歳のころでした。
2歳ごろの長男はある日電車に乗った時から、電車に興味を持つようになりました。
それから、喜ぶと思って電車の本を与え、本についてきた電車のDVDを見たり、電車を実際に見に行ったりしていました。もちろん遊ぶおもちゃはプラレール。電車一筋で生きていました。
きっと、電車好きな男の子のお子さんをお持ちのお母さんなら、電車マニアというほど電車の細部にまで詳しいという子は多いのではないかと思います。
うちの子も同様に、ほどなくしてあっという間に信じられない量の電車の名前を覚えていました。本に載ってる電車名や走っている路線名は丸ごと覚えました。
私はこのとき、小さな子の記憶力のすごさに驚き、これは今この時期に何かやらないのはもったいない!と、強く思いました。
それからは、
好きなこと・興味を持ったことにとことん(飽きて興味を示さなくならない限り)触れさせようと思ったのでした。
興味を持ったものはここぞとばかり伸ばす!
子供が何か興味を持ったら、ここぞとばかりにその事柄に関する本や機会を与え、それに触れる環境を作ります。
これが出来るのは身近な存在である「親」だけです。
例えば、うちの長男は、少し前まで「世界」のこと、特に「国旗」に非常に興味を持っていました。
世界中の国や国旗に興味を示したのを見て、私がしたことというのは、
国旗に関する本や世界地図や首都が載っている大きな本などを図書館で何冊も借りたり、
国旗カードゲームを作ったり、
毎晩寝る前には国旗当てゲームをしたり、
壁には国旗が載っている世界地図を目につく場所に2か所貼り、
世界地図を学習するアニメDVDを見せたり。。。
ということをしていました。
そう、国旗漬け(笑)
ちょっとやりすぎかもしれませんが…(^_^;)
でも、その結果として、
全世界の国の名前と位置を把握し、各国の国旗と首都を覚え、その国で話される母国語が何かということも覚え、全てではありませんが各国の人口までも覚えてしまいました。
子供がその時最も興味のあることなので、もちろん嫌がるなんてことは無く、喜んで遊びの一貫として楽しんでいる様子でした。
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子どものブームは過ぎるのが早い!けど知識はちゃんと残っている
子どものブームの移り変わりは早いもので、長男は現在は違うことに興味があるようで今では国旗などには目もくれず、ほかのことに移行。
以前よりは国旗の知識が減ってしまいましたが、ここで落胆はしません!(^^)
なぜなら、
小さいころ「見知ったことがある」か、
「全く見たこともない」かで、
その後の学校での授業での理解度が全然違ってくると思うからです。
国旗や国の名前のことでいうと、もう少し大きくなって地理や世界史の授業が始まった際、
「これ見たことある」「この国の首都知ってる」というのと、
「全く無(知らない)」という状況では、
授業の内容が頭に入ってくるスムーズ度にかなり差が出てくるはず。前者のほうがより有利です。
今は下の子に国旗ブームが伝染し、たまに兄弟一緒になって国旗当てクイズをして楽しんでいます。
\年少児だった次男は「点つなぎ」にハマり、現在さんすう好きの小学生に!/
苦手克服に時間をかけるより、好きなことを徹底的に伸ばす時間を大切に…
子ども時代はあっという間。
苦手分野を克服するのに時間をかけ過ぎて、伸びるであろう長所が伸びないまま大人になってしまうなんてことになりかねません。
もちろん、苦手なことを克服していこうとするのは当たり前だし、苦手克服という経験は必要で大切なことです。
ただ、苦手分野というのは一番目が行きやすいので、親はついそこばかりに焦点を当てて焦ってしまいがちに。
だから、それを意識しつつ、好きなこと・得意なことを伸ばすための時間が無くなってしまうぐらいにはならないよう努めたいと思っています。