油汚れや血液汚れが良く落ちる『セスキ炭酸ソーダ』。
セスキ炭酸ソーダそれ自体は、粒状(粉状)なので、それをスプレーにしたら使いやすく色々と使用用途が広がります。
この記事では、セスキ炭酸ソーダのスプレーの作り方・配分や使い道、使う際の注意点についてご紹介します!
セスキ炭酸ソーダってなに?
セスキ炭酸ソーダは、
・炭酸ナトリウムと重曹の複塩で、両者の中間的な性質をあわせ持ちます
・水に溶けやすく、水溶液はpH9.8(1%、25℃)の弱アルカリ性を示します (炭酸ナトリウムはpH11.2、重曹はpH8.4)
・温和なアルカリ剤で、絹・羊毛・木綿等の洗浄精練用に用いられたり、浴剤や家庭用洗剤に配合されたりします
・サラサラした結晶状で扱いやすく、常温で長期間保存しても変質しません
引用元:石鹸百貨
といった特徴を持っています。
セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ソーダを半々に混ぜて結晶化させたもので、油・皮脂汚れや血液汚れを良く落とすのに非常に重宝します。アルカリウォッシュと呼ばれることもあります。
重曹と同じく無機物で、界面活性剤が入っていないので環境にも優しい物質です。
アルカリ性なので、脂肪酸を溶かすことで台所周りのベタベタした油汚れや浴槽やお風呂グッズの湯垢などを落とします。
私の周りではまだ使っている人が少なく、前はセスキ炭酸ソーダを置いているドラッグストアが少なかったので、ネットで購入していました。
今は、以前よりだいぶ認知度が増してきているようで、置いているお店も増えてきました。
私は主に、水に溶かしてスプレーにしてキッチンや部屋・お風呂掃除で使ったり、洗濯の際に洗剤と一緒に入れたりつけ置き洗いしたりといった使い方をしています。
セスキ炭酸ソーダスプレー(セスキ水)の作り方【配合】
セスキ炭酸ソーダのスプレー(セスキ水)の作り方はとっても簡単。
すぐ覚えられて、手軽に気軽に、作れます(*^-^*)
【準備するもの】
- スプレー容器(無印良品のスプレー容器を使用(一番上の画像))
- セスキ炭酸ソーダ(地の塩社 アルカリウォッシュ3kg使用)
- 水(水道水を使用)
【作り方】
スプレー容器にセスキ炭酸ソーダと水を入れてよく振って粉を溶かし、完成!
→分量は、割合で入れています。
の割合で作ります。
【例】100:1の割合
水500mlに対し、セスキ炭酸ソーダは5g(小さじ1)。
水300mlに対し、セスキ炭酸ソーダは3g。
私は無印のポリボトル・スプレー付・小 300ml・クリアを使用しているため、300mlの水に対して3gのセスキ炭酸ソーダを入れる必要があるのですが、いつも小さじ1よりちょっと少ないかな~ぐらいの量を入れています。結構、適当です。
※スプレー容器は、無印のアルカリ電解水クリーナー専用容器もおすすめ!
ポリプロピレンスプレーボトル・アルカリ電解水クリーナー専用 容量約400ml
【無印】アルカリ電解水専用のスプレーボトル!角型はスッキリ収まりよくて◎
セスキ炭酸ソーダのスプレー(セスキ水)はどんなことに使える?
セスキ炭酸ソーダのスプレーの、場所・用途ごとの使い道をご紹介します。
【台所】
・コンロ周り、コンロ横の壁のベタベタ汚れ
・換気扇の油汚れ落とし
・魚焼きグリルの汚れ落としの下処理
・コンロの五徳の油汚れ落とし
・オーブンレンジ内の飛び散り汚れ
…汚れの箇所にスプレーし、布(ウェスなど要らない布だとそのまま捨てられて便利)で拭きとったあと、水拭きする。
落ちない場合は、スプレーして少し放置し、汚れをよく浮かせてからふき取る。
【洗濯】
・衣類についた血液汚れ
・ワイシャツの襟の皮脂汚れ
…血液や皮脂汚れのついた部分にスプレーをしてから、洗濯機に入れて他の洗濯物と一緒に洗濯する。
(※血液汚れは、血液のついた衣類をバケツなどに入れて、小さじ1程度のセスキ炭酸ソーダとひたひたの水で2~3時間つけ置きしてから洗濯するとさらに効果的。)
【住居掃除】
・ドアノブやスイッチの手あか汚れ
…手あかのある場所にスプレーするか、布にスプレーして、拭く。
・浴槽・洗面器などの湯垢落とし
…浴槽・洗面器にスプレーしてスポンジでこすりシャワーで流す。
セスキ炭酸ソーダでスプレーを作っておけば、色んな所にシュッシュとスプレーして、なかなか落ちない皮脂・油汚れ、血液汚れ、タンパク汚れを綺麗に落としやすくしてくれます。
以前書いた「エタノールスプレー」でも油汚れは落ちますが、
油汚れ落ちはセスキ炭酸ソーダで作ったスプレーのほうがさらに強く、簡単に油汚れが落ちてくれます。
セスキ炭酸ソーダを使用する際の注意点
セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性なので以下のことに注意しながら使用してください。
●肌が弱い方・敏感な方は、ゴム手袋を使用する。
●使用後は、保湿を。(脱脂効果があるので手の油分が奪われるため。)
●アルミ製品には使用しない。(アルカリ性とアルミが反応して腐食するため。)
●空気の入らない容器を使用する。(湿気で固まるので。※固まっても崩せば使えます。)
●機械油、泥、口紅などの強力な汚れは落ちにくいので他の強い洗剤を使う。
セスキ炭酸ソーダで家事を快適に
私がセスキ炭酸ソーダの存在を知ったのは、子どもを持って、界面活性剤のことが気になり、洗剤の成分をよく読むようになって洗剤の事を調べ始めてからでした。
また、そのころは様々なブログで「シンプルライフ」と言う言葉を知ったのと同時期ぐらい。
「シンプルライフ」を送る人は「エコ」にも注目している方が多く、自然と家事で使用する洗剤類も「エコ」なものを選択している方がたくさんいました。
色々なブログを参考に、私もセスキ炭酸ソーダを使ってみることにしました。
最初に使ったのは、魚焼きグリル。
セスキ炭酸ソーダのスプレーを吹きかけて少しおいてから洗剤で洗うと…
いつも2~3回洗わないと落ちなかった汚れが激落ちでしたΣ(゚Д゚)
そして、今までベタベタしてなかなか落ちなかったコンロ横の壁の油汚れも、スプレーしてするっと簡単に落ち。。。
それからは、セスキ炭酸ソーダ信者です!
わが家で大活躍中のセスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは、スプレーにして使うほか、洗濯の時も洗剤と一緒に小さじ1~2くらいを入れて使用したり、つけ置き洗いの時にも使っています。
最も使い勝手がいいのはやはりスプレーなので、なくなったらサッと作っていつでも使えるように置いてあります。
一度便利さを味わってしまうと、このセスキ炭酸ソーダはわが家の家事に手放せません。
キッチンのベタベタ油汚れに苦労している方は、ぜひ一度、試してみてください。
布にベタベタ油が引っかかることなくスルーっと動くのに驚きますよ(*^^*)
★セスキ炭酸ソーダのスプレー作りにこれを使っています。
私はいつも内容量3キロのアルカリウォッシュを購入しています。
こちらは、内容量500gなのでお試しにいいですね!
★大容量のほうがお得&コスパよし。
5キロもあれば、しばらく持ちますね。
すでにセスキ炭酸ソーダを液状にしたアルカリ電解水になったものも売られています。
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