この記事では、消毒用エタノールで作る「エタノールスプレーの作り方や活用法」などを紹介いたします。
わが家では、エタノールスプレーで家中お掃除・除菌しています。
市販の除菌スプレーは1本400ml入りが多いですが、あれって使っているとすぐになくなってしまいませんか?(私はすぐに使いきってしまいます…)
以前は無くなったらいちいち購入していましたが、除菌スプレーを自分で作れると知ってからは、なくなったらサッと自分で作っています!
エタノールスプレーを作るのに使っているのが、「消毒用エタノール」。
今回は、消毒用エタノールで作るエタノールスプレーの作り方や活用法と、使用の際の注意点などを紹介いたします。
エタノールスプレーは手作りがお得
エタノールスプレーを使って家中お掃除・除菌しています。
エタノールは、病院などでも消毒に使われていますし、薬局に売っている除菌スプレーにもエタノールが含まれています。
市販の除菌スプレーなどは、1本だいたい300~600円ぐらいしますし、すぐに使いきってしまうので費用もかさんでしまいます。
ですので、除菌スプレーは手作りがおススメ!
一本作れば、キッチン、リビング、ダイニング、お風呂、トイレなど家中のいろいろな場所に使えます。
作り方は、とっても簡単。
しかもかなり安上がり。
界面活性剤なども入っていないので、小さな子供が触れる場所に使用しても安心です。
エタノールスプレーの作り方
※無水エタノールを使った作り方もありますが、ここでは消毒用エタノールを使用した作り方です。
消毒用エタノールは、ネットだと300~500円(500ml)位で購入できます。(ちなみに無水エタノールは同じ量で1000円ちょっとはします。)
【準備するもの】
- スプレー容器(無印のポリプロピレンスプレーボトルを使用)
- 消毒用エタノール(消毒用エタノールIP500mL
使用)
- 水(水道水を使用)
【作り方】
スプレー容器に消毒用エタノールと水を入れて、出来上がり!
→それぞれの分量は、割合で入れます。
私は、
消毒用エタノール4:水6
の割合で作ることが多いです。
もっと強くしたければ、
消毒用エタノール5:水5かそれ以上に。
面積の広い場所や、除菌力がそこまで無くてもいい場所には、
消毒用エタノール2:水8
にすることもあります。
逆に、カビが発生してしまった畳やサッシなどのカビの発生しやすい所には、
消毒用エタノール8:水2
または
消毒用エタノール100%
でスプレーを作ります。
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「無水エタノール」と「消毒用エタノール」の違い
上記でのスプレーでは消毒用エタノールを使用した作り方を書きましたが、
先ほどちらっと登場した無水エタノールと違う点は、エタノールの「濃度」です。
消毒用エタノールは、無水エタノールを水で薄めた物なんです。
Wikipediaによると、以下のように濃度が異なるのがわかります。
・・・15℃でエタノールを99.5v/v%以上含む。消毒効果は消毒用エタノールに比べて小さいが、肝癌治療に応用されている。
●エタノール
・・・15℃でエタノールを95.1〜96.9v/v%含む。
●消毒用エタノール
・・・15℃でエタノールを76.9〜81.4v/v%含む。一般的な医療用消毒剤。
上記にもあるように、
無水エタノールをそのまま使用しても消毒効果は小さいです。
一方、消毒用エタノールは濃度が76~81%で、一番消毒効果が大きいといわれています。
消毒効果を最大限発揮させたいという方は、消毒用エタノールを水で薄めずに使用してください。(手荒れ・火気に注意!!)
→70%くらいのエタノールが最も殺菌力があるというのが一般的でしたが、
最近では濃度が「60~95%であれば大きな差がない」んだそう!(詳しくは下記【追記】をお読みください)
ーーー【追記】(2018.07.29)ーーー
このような記事を発見。
一般的にエタノールの殺菌力というものは100% よりも70%のほうが効果は強いと言われていました
しかしながら最近では60%~95%であれば大きな差がないと言われている
引用元:ライフサイエンスプロジェクト
70%くらいのエタノールが最も殺菌力があるというのが一般的でしたが、
最近では「60~95%であれば大きな差がない」とのこと。
ということは、殺菌力を最大限にしたい場合、原液の濃度70%にこだわらなくても良く、むしろ水などで少し薄めて60%くらいにしたほうが経済的ですね!
ーーーーーーーーーー
なお、さきほど紹介した手作りのエタノールスプレーは、「消毒用エタノール」を水で薄めて作ります。
それでも、市販されている除菌スプレーのエタノール濃度は大体50%前後ですので、
「消毒用エタノール」を水で薄めても手作りエタノールスプレーは十分な除菌効果あり!ということになりますね!
エタノールスプレーはどんなことに使える?
エタノールスプレーは「蒸発」してくれるので、スプレーした後に完全に拭きとらなくても大丈夫。二度拭きもしなくてもOK。
だから、いろんなところに気軽にシュッシュできます。
また、皮脂汚れや油汚れなどにも効果があります。
以下では、私が良く使っている場面を挙げています。
エタノールスプレーを使う場面は…
・ダイニングテーブルを拭く。
・床の食べこぼしを拭く&匂い取り。
・鏡や窓ガラスを拭く。
・キッチンの調理台掃除の仕上げ。
・まな板に吹きかけて除菌。
・コンロ周りの油汚れ掃除。(火気に注意!)
・食器棚・本棚・テレビ台など家具の拭き掃除。
・ドアノブ・壁の拭き掃除。
・カーテンレールの上のホコリ拭きに。
・トイレ掃除(便座や床など)。
・油性マジックでテーブルに描かれた落書き落とし。
・シールの剥がした跡の除去。
・カビに効果あり!カビが発生した畳を拭く。(古い社宅なので…)
・窓ガラスにカビ予防として。(特に冬の結露に)
・ぬいぐるみにスプレーし乾燥させれば除菌・カビ予防に。
…等々、その他、色々な場所の拭き掃除、除菌したいところに使用しています!
【番外編】
虫(蚊やゲジゲジした虫、クモなど)もエタノールスプレーでやっつけることが出来ます。(実証済み‥夏に実家に帰省した際、複数の虫で試しました)
エタノールスプレーを使用するときの注意点
・火気使用時には十分注意する(引火性あり)。
・家電や家具で、変質・変色の恐れがあるものには使用しない。
→よく注意が書かれた電化製品を見かけます。拭く前に事前に説明書きを確認してください。
・木製家具に使うと変色することがある。
→【失敗談】ベビーチェアがニス塗だと知らずに座席部分だけエタノールスプレーで何度も拭き掃除していたら、色が少し変わってきてしまいました。
下画像のスプレーを置いてあるイスの座席部分。
下の足置き部分との色の違いがわかるかと思います。ちょっと黒っぽくまだらになっています。
とはいっても、やはりよく食べこぼす座面は除菌したいので、色が変わってしまってもエタノールスプレーで普通に拭き続けています。
今のところ、どんどん黒ずみが濃くなっているということはない様子なのでこのままエタノールスプレーを使用していくと思います。
【エタノールスプレー】を使う際に注意することは?使えない場所・材質など。
わが家に無くてはならないエタノールスプレー
エタノールスプレーは、毎日家中いろんな場所で使用しているので、もうわが家には無くてはならない存在!
今は、市販で色々な場所用のスプレーが売っていますが、
台所用、トイレ用、床拭き用、などそれぞれの用途別にスプレーを購入していたら、費用もかさみますしスペースも取ることになります。
エタノールスプレーなら、一本で家中のお掃除ができてしまいます。
しかも、消毒用エタノールで数本分の除菌スプレーが作れちゃうので節約できる&安上がり。
ちょっとした汚れにも、惜しみなくスプレーできます。
また、スプレーをアレンジするおススメの方法があります。
スプレーを作るときに2~3滴のハッカ油を一緒に入れてみてください。お掃除しながらハッカの香りを楽しめますよ。夏はさわやかな香りがして、清々しい空気になります。
(トップ画像一番左のスプレーボトルがハッカ油入り。)
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エタノールスプレーを作るならこれ
「エタノールスプレー」を作る際に使用する消毒用エタノールです。
「消毒用エタノールIP」という表示のものを購入しています。
マツキヨのネットストア(楽天)は、3,000円(税抜)以上で送料無料です。
↑楽天に取り扱いがあります。
●大容量のスプレー用除菌剤もあります。詰替え用に。(5リットル)
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容器がオシャレなスプレー
●芸能人も使っている除菌スプレー「パストリーゼ」
容器がおしゃれ!Amazonベストセラー1位商品。
濃度77%の非常に強力な除菌力。緑茶抽出物(カテキン)配合で除菌効果も長時間持続します。
厚生労働省認可の食品添加物なので口に入っても安心。
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1Lのパストリーゼもあっておトク。
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<※この記事は2016年10月22日の記事に加筆修正しました。>