あがり症克服キャンペーン中の私。(切実です)
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あがり症関連の本の2冊目を読み終わりました。
読んだ本はこちら。
kindle端末にダウンロードして読みました。
前回読んだ鳥谷朝代さんの本の内容とはまた少し違った視点で書かれています。(後半部分、かぶる部分もありますが。)
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『やさしくあがりを治す本』。自分の力であがり症は克服できる。他人任せでは一生変われない。
著者の森下裕道さんも、元々は極度のあがり症だったとのことで、実際にたくさんの苦労をしてきたようです。
本には、よくある「場数を踏め」だとか「人をかぼちゃと思え」とか、「緊張してます、と先に言ってしまえ」といった話は一切ありません。むしろ、そんなことは効果が無いとさえ言っています。
本物のあがり症は、そんなことしても全く効果が無いんです(^-^;
たった1つのことを意識すれば緊張がとれる!
著者の森下さんは、
人前で緊張するのは、「失敗したらどうしよう」「人からどう思われているか」などと思うから。
「緊張を取るには、たった一つのことを意識するだけ」だと言っています。
果たして、何を意識すればいいのでしょうか…?
それは…
「見られている側」ではなく「見ている側」に立つ
ことなんです。
「見られている側」から「見ている側」になる
あがりを改善するには、「見られている側」から「見ている側」という立ち位置にすることだと著者は述べています。
本ではあがりを改善するトレーニング方法として様々な方法が掲載されていたので、その中から参考になった部分を一部ですがご紹介します。
「自分」ではなく「相手」のことを考える
人に「見られている」側にいるときは、自分がどう見られているか、自分を良く思われたい、変だと思われたくないなど「自分」の事ばかり考えています。
「見ている側」になるには、「相手」の事を考えます。
どうやったら興味を持って聴いてもらえるか、わかりやすいか、「相手」に関心を持って気持ちを相手向けることで、緊張が和らぐそう。
相手や周囲をしっかりと「見る」
人前に立つとき、あがり症の人は大勢の顔を見るのが怖いから、下を向いたり見ないようにしがちですが、見ないと逆に視線が気になって緊張するとのこと。
私も人前だと出来るだけ顔を見ないように、見ないように…という風に努めていたので、今まで緊張をとるのとは全く逆の事をしていたことが判明しました(^-^;(気づいてよかった)
人を見ないのは、逆効果ですね。
一人一人をしっかり観察するようにすることが重要です。
どんな服装をしているか、どんな表情かを観たり、人数を数えたりして観察します。
その場所を自分の心に包み込む
人前で話すときは、自分がいる部屋の隅々まで観察し部屋全体を自分の心としてとらえます。
心が自分の中にあるのではなく、部屋全体が心で、その中に自分がいるというイメージで心を広げれば、場の空気にのまれなくなります。
事前準備を徹底する
人前に立つとき、準備不足だと余計に不安を感じて緊張します。
それに打ち勝つには、事前の準備を徹底してやることが必須。
自己紹介でもプレゼンでも、事前に何度も練習することで「見ている側」になる余裕が生まれます。
緊張や不安は実際は1/3しかない
緊張するのは、
・過去の記憶・トラウマ
・今その場の緊張
・想像による未来への不安
だといいます。
緊張しているのは「今」だけなのに、過去や未来のことを考えるから緊張が大きくなるんですね。
それに気づくことで、緊張は1/3に減らすことが出来ます。
自分の想像や思い込みで緊張を増やすようなことをせず、今を意識。
過去は過ぎ去ったことだし未来はまだ誰にもわからない。
マインドフルネス、もう一度やり直してみようと思います。。。
おわりに
ご紹介したのはほんの一部で、他にも参考になる内容が盛りだくさんでした。
本書ではこの他に「一日15分」のメンタルトレーニングや、パニックになった際の対処法、就職の面接、恋愛での会話など…様々なテクニックが丁寧に解説されていて、ビジネスの場だけでなく多様な場面・様々な立場の人に役立つ内容だと感じました。
「見られている側」から「見ている側」に立つ。
人前でも「見ている側」という立ち位置になれるよう、この本を参考にしてトレーニングしていこうと思います。