「あんなこと言わなきゃよかった…」
「あの発言、絶対変だと思われた…」
人と話した後、自分の言葉をひとつひとつ思い返しては後悔して、頭の中でぐるぐると考え続けてしまう。
そんな経験、ありませんか?
私はまさにこのタイプで、長年ずっとこの悩みを抱えてきました。ひどい時は「自分が放つ言葉には害がある」とまで思い込んでいたくらいです。
「そんなの相手は気にしてないよ」と言われても、頭ではわかっていても止まらない。そのせいで人と会うこと自体がどっと疲れるようになっていました。
この記事では、会話の後に落ち込んでしまう原因と、30代後半になってようやく身につけた3つの対処法をお伝えします。
なぜ会話の後にぐるぐる落ち込んでしまうのか

まず、なぜこうなってしまうのかを考えてみました。
根本にあるのは、「誰にも嫌われたくない」という気持ちだと思います。
誰にも嫌われたくないから、自分を良く見せようとする。良く見せようとするから、発言をいちいちチェックして自分にダメ出しする。ダメ出しするから自信をなくして、さらに落ち込む。
この悪循環が、会話のたびに起きているのです。
さらに私の場合、新しい出会いが多い春(4〜6月)に特にひどくなります。子どもの進学・入学で新たな人間関係が増えるこの時期は、毎年のように気分が晴れない日が続いていました。
転勤族でたびたび引越しがあり、そのたびに一から人間関係を築かなければならないというのも、この悩みを深めていた気がします。
「性格が悪い」のではなく「考え方のクセ」だと気づいた

長年この悩みを抱えていて、ある時ふと気づいたことがあります。
これは「性格が悪いから」ではなく、「考え方のクセ」なんだということ。
「人と話す→マイナスなことを考えてしまう」という思考のパターンが、長年の習慣でできあがってしまっているだけ。
そう客観的に気づいた瞬間、少し気が楽になりました。
「クセ」なら、意識次第で変えられるかもしれない。
性格の問題だと思うと絶望的ですが、クセだと思えば希望が持てます。これが、私が30代後半でようやくたどり着いた最初の気づきでした。
会話の後に落ち込んだときの3つの対処法

① マイナスに考える時間を「減らす」、自分を励ます言葉に「置き換える」
「あんなこと言っちゃった…」とぐるぐる考え始めたとき、その思考をゼロにしようとするのは難しいです。でも、時間を「減らす」ことはできます。
私が実際に試したのは、マイナスに考えそうになったら意識して自分を励ます言葉に置き換えること。
たとえばこんな言葉を繰り返すようにしました。
- 「大丈夫、相手は全然気にしてない」
- 「過去はもう変えられない。今この時間を大切にしよう」
- 「それも含めて私。何物にも変えられない大切な自分」
最初は自分でも信じられなくても、繰り返すうちに少しずつ気持ちが軽くなってきました。「まぁ大丈夫かな」と思える時間が増えてきたのは、これを続けてからです。
② 「変なこと言っちゃった」と思う相手ほど、積極的に話しかける
これは逆転の発想です。
「あの発言、嫌われたかも」と思うと、その相手を避けてしまいがち。でも避ければ避けるほど、頭の中で相手への恐怖がどんどん膨らんでいきます。
あるとき思い切って、「変なこと言ったと思う相手こそ、積極的に話しかけてみよう」と実践してみました。
会うたびに共通点を見つけて話しかけたり、一言二言でも必ず声をかけるようにしたら…いつの間にか普通に話せる仲になっていたんです。
相手は全然気にしていなかった。自分の暴走した妄想だったんだと、実際に体験して初めてわかりました。
※もちろん、本当に敵意を感じる人や明らかに嫌な人は無理に近づかなくて大丈夫です。そういう人は避けていいと思っています(笑)。
③ 「時間が解決してくれる」と信じて、やり過ごす
どんなに対処しようとしても、落ち込む時は落ち込みます。そんなときは無理に解決しようとしないことも大切だと気づきました。
何年も同じ悩みを繰り返してきて気づいたのは、時間が経てば必ず気持ちは落ち着くということ。
「今は落ち込んでいるけど、これはいつものクセ。しばらくすれば落ち着く」と自分に言い聞かせてやり過ごす。これだけでも、だいぶ楽になります。
スローで鈍い私でも、時間の経過が悩みを少しずつ軽減してくれることがあると、ようやくわかってきました。
「大丈夫、それも個性」——自分を可愛がってあげること

今でも会話の後に落ち込むことはあります。完全になくなったわけではありません。
でも以前と違うのは、落ち込んだ自分を責めなくなったこと。
「今日も落ち込んでるね〜、でもそれが私。何物にも変えられない大切な私。」
そんな風に、自分を少し遠くから眺めて、笑えるようになってきました。
完璧に克服しなくていい。ゼロにしなくていい。
「うまく付き合っていく」くらいの気持ちでいると、だいぶ楽になります。
同じ悩みを持つ方に、少しでも届けばうれしいです。
同じ悩みを持つ方におすすめの本
「人と話すと疲れる」「会話の後にぐるぐる考えてしまう」という悩みは、HSP(繊細さん)と呼ばれる気質と深く関係していることがあります。
私自身この本を読んで、「あ、これ私のことだ」と何度もうなずきました。「なぜ人と話すと疲れるのか」が丁寧に解説されていて、自分を責めるのが少し楽になります。
▼ まず1冊読むならこれ
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本(Amazon)
また、「誰にも嫌われたくない」という気持ちから抜け出すヒントとして、こちらもおすすめです。


