この記事では、インフルエンザの予防接種・初期症状や感染を防ぐ予防法、かかった費用、そしてわが家のインフル体験をお伝えします。
インフルエンザの季節です
冬になると、インフルエンザが一気に流行ります。
わが家の長男も、インフルエンザA型にかかったことがあります。
その結果、まんまと私にも移り、生まれて初めてのインフルエンザ体験。
つらい思いをしました…(-_-;)
下の子には奇跡的に移らなかったのが、不幸中の幸い。(あ、夫も無事でした。←扱い適当)
今年の冬も、親子共々インフルエンザを回避したい!
ということで、予防接種の効果やインフルエンザを防ぐための準備、
もしかかった場合の症状と対処法などを調べました。
実際にインフルエンザの検査をし、薬を処方していただいて、どれくらいの費用がかかったのかも同時にお伝えします。
インフルエンザの予防接種について
インフルエンザを予防・症状を軽減させるには、予防接種を受けることが効果的だといわれています。
予防接種を受けて効果が出るまで&持続期間
インフルエンザの予防接種は、受けてから効果が出るまでに2週間ほどかかり、
持続効果は4~5ヶ月です。
また、乳幼児は一回の接種では効果が弱いため、2回接種が推奨されています。
いつ受けるのが一番効果的?
予防接種を受ける時期は、2回接種の場合は10月に1回目、4週間ほど空けて11月に2回目を接種するのが望ましいです。遅くても12月中旬までに接種し終えるのが理想です。
→わが家は少し出遅れてしまい、子供たちは11月に一回目の予防接種を受けました。
予防接種の中身は毎年変わっている
予防接種には、A型B型が各2種類ずつ入っています。
今年の分は、昨年とほどんど変わりませんが、A型のうちの一種類の中身が微妙に違うそうです。
予防接種が必要な理由
インフルエンザの予防接種は、恐ろしい合併症が起こる確率を低くする効果があります。
インフルエンザが重症化すると、気管支炎や肺炎、まれに髄膜炎やインフルエンザ脳症を合併し、命にかかわることも。
特に怖いのが急激に発症するインフルエンザ脳症で、毎年数百人ほどかかり、重い後遺症が残ったり死亡する子もいるとのこと。
幼稚園や学校など集団生活をしている場合、インフルエンザにかかる確率がぐんと上がります。集団生活をしているお子様は受けたほうがよさそうですね。
特に乳幼児はインフルエンザにかかりやすいので、重症化しないためにも、接種することが勧められています。
インフルエンザ予防接種の値段は?
予防接種の値段は、接種する病院によって違います。
ワクチンの接種は病気に対する治療ではないため、健康保険が適用されません。原則的に全額自己負担となり、費用は医療機関によって異なります。
参照サイト:厚生労働省
※予防接種法に基づく定期接種の対象者等は、接種費用が市町村によって公費負担されているところもあるそうなので、市町村役場に問い合わせてみては。
インフルエンザワクチンの値段についてですが、接種料金は実は決まっていないんだそうです。
仕入れ価格が2100円程で、一般的には接種料金はその倍程度だといわれています。
ですので、5000円でお釣りが出るくらいが一般的かと思われます。
★ご参考までに…わが家の予防接種にかかった料金★
2015年11月に私が予防接種を受けた時は、1人3000円でした。(良心的!)
うちには子供が2人いて、子供は二回接種なので、3000円×2回×2人=12000円
私3000円、夫3000円。
全部で18000円。
結構、大きな出費です(^_^;)
今年は、夫の会社から補助が出るようで、少し安く済みそうです。
2016年2017年のワクチンには全て防腐剤が入っている
ワクチンには、細菌汚染を防ぐためにチメロサールと呼ばれる防腐剤(有機水銀)が含まれているそうです。
この有機水銀の体内への蓄積と副作用が心配されていて、1990年代には自閉症等の発達障害との因果関係が指摘されていましたが、その後の多数の研究では、チメロサールと発達障害や自閉症との関連性はないとされています。
妊娠中の方は2015年分ワクチンまではチメロサールフリーのワクチンを接種できましたが、今年度(2016年2017年)のインフルエンザワクチンには、全てのメーカーのものにチメロサールが含まれています。
チメロサールフリーのワクチンは今年度(2016年2017年)は製造されないそうです。
とはいえ、昔と比べ、現在はワクチンに入っているチメロサールの量はかなり減量がすすめられ、体への影響はほぼ心配ないといわれています。
インフルエンザの初期症状は?
インフルエンザにかかると、ほとんどが38℃以上の急激な発熱が起こります。
咳、鼻水、のどの痛みの他、倦怠感、筋肉痛、関節痛、頭痛など、風邪に似たような症状から全身の不快な症状までさまざまです。
風邪によく似ているので、ただの風邪と過信せず、まわりで流行っている場合はインフルエンザだと疑ってみたほうがいいです。
医療機関を受診するタイミング
インフルエンザは、発症してすぐに検査しても、検査結果が正確に出ないことが多いので、受診するタイミングが悩ましいところです。
ヘルスケア大学というサイトでは、このように書かれています。
インフルエンザ発症後12~24時間以上経過してからが頃合いです。
参照サイト:ヘルスケア大学
医療機関を受診するタイミングで一番望ましいのは、発熱から12-24時間経ってから検査することです。
ですが、以下のようなことも書かれています。
しかし、抗インフルエンザ薬が有効なのはインフルエンザの症状が出てから48時間以内なので、発症後2日以上経ってから検査しても、抗インフルエンザ薬の効果が低下してしまいます。遅すぎても早すぎてもタイミングを逸してしまうことになります。
参照サイト:ヘルスケア大学
インフルエンザの薬が効くのが、インフルエンザの症状が出てから48時間以内。。。
2日以上たってしまったら、薬の効果が下がってしまうんですね~。
これも難しいところですが、
高熱が長時間続く、悪寒や全身に関節痛の症状が出ている、周囲の環境でインフルエンザが流行しているといった環境がある場合は、インフルエンザにかかっている可能性が高くなります。このような場合は、48時間以内に検査を受けましょう。
参照サイト:ヘルスケア大学
上記のような症状(高熱が長時間続く、悪寒や関節痛、まわりにインフルになった人がいるなど)の場合、すぐに受診してもいいかもしれません。(ですが、陽性の結果が出なければ、後日再度受診するよう言われることがあるかもしれないのでそのつもりで。。うちの子がそうでした。)
夕方・夜間に発熱した場合は、翌朝に受信すれば丁度いいかと思います。
ただし、お子様などの場合、咳が激しくて呼吸が苦しそう、けいれんや意識がおかしいなどの場合は、急いで医療機関へ行ってください。
インフルエンザの検査ってどんなことするの?
インフルエンザに感染しているか検査をするには、専用の「迅速診断キット」を使って行います。
これをのどや鼻に入れてグリグリして、摂取した粘液を調べることでウィルスを検査します。
15分ほどで結果を出してもらえます。
インフルエンザの予防法
インフルエンザの感染経路は、飛沫感染(咳やくしゃみなどが鼻や口から入る)と接触感染(手についたウィルスが鼻や口に入る)の2つです。
この2つの感染経路を断つことで、予防することができます。
普段からできる予防法
①うがい・手洗い
外出から帰ったら、石鹸できちんと手を洗いましょう。消毒用スプレーなどで手指を消毒することも効果的。また、うがいで口やのどについたウィルスを洗い流したり、のどを加湿する効果があります。
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②マスクをする
飛沫感染をある程度は予防します。また、つい口や鼻を触ってしまいがちなのを防いだり、のどを加湿する効果があります。今はのどを加湿するマスクや、ウィルスをほぼ通さないといった高機能マスクがたくさん売られているので、活用させましょう。
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③お部屋の加湿と換気
ウィルスが活発になるのが、湿度50%以下といわれています。部屋の湿度は常に50~60%となるように加湿器などで加湿しましょう。
また、冬は服を部屋干ししたり暖房器具を使ったり、寒くて窓を開けないことが多くなるので、部屋の空気が思っているよりも汚れているそうなんです。
空気が汚いと、のどや鼻の粘膜を痛めて、ウィルスの抵抗力を弱めてしまうので、出来れば1~2時間に一回は部屋の換気をすることが望ましいですね。
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わが家のインフルエンザ体験&飲んだ薬(こども)
うちの場合、上の子が通う幼稚園で、3月に急にインフルエンザが流行り出し、見事もらって帰ってきました。
幼稚園で流行っていて急に発熱したので、これはインフルエンザに間違いないだろうと思い医療機関を受診しました。
ところが、発熱したのが朝だったので検査結果が出ず(陰性)、次の日にもう一度来てくれと言われ。。。また検査をすることになりました。二度手間ですが、これは仕方のないことです。
二回目の検査では、陽性(インフルエンザA型)と出ました。
一度目はインフルエンザの結果が出なかったので、薬は葛根湯だけもらいました。
二度目の受診で検査がA型とはっきり出てから、タミフルを処方されました。
それでも、インフルエンザの予防接種を受けていたからなのか、症状が軽く済み、タミフルを飲んで2日半ほどで熱はひきました。
費用は、幼稚園児なのでかかりませんでした。(住んでいる市によって異なります。)
わが家のインフルエンザ体験&飲んだ薬(私)、かかった費用
そうこうしているうちに、私が今度のどの痛みと寒気が襲ってきたため、これはインフルエンザで間違いないと思い病院へ。
私の場合は15時間ほど時間を置いたので、検査結果もすぐ陽性と出て、薬が処方されました。
私が処方されたのは、「イナビル」という吸入薬。のどや気管支に届いてウイルスの増殖を抑えるというもの。
一度吸入すると効果が持続するので服用はその一回きりでOK。タミフルやリレンザは5日間服用するとのことなので、このイナビルは楽でした。
インフルエンザの検査と薬にかかった費用は、4000円弱でした。
楽しい年末年始を過ごすため予防を徹底
今回、次男(当時1歳)には移らなかったのが、本当に不幸中の幸い。
そして、恐れていたインフルエンザが思ったよりも軽く済んだのも、ラッキーでした。。。
やはり予防接種を受けていたから、軽い症状で済んだのかなと思っています。
今年も、子供たちがまず予防接種を受けました。
11月後半に、私と夫も一緒に予防接種を受けます。
子供が集団生活していると、風邪やインフルエンザが移ってしまうのはどうしても避けられないことです。
ただ、年末年始の帰省の時だけは、年に一度のことですし、実家のじじばばも楽しみに待っているし、風邪やインフルエンザになるのは避けたいところ。
予防接種を受けたからといって安心せずに、出来る限りの予防と対策に努めましょう!
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※この記事は、2016年11月16日のものを加筆しました。