先日、エコマム春号が届きました。

今回の号も、興味深い内容ばかりでした(*^^*)
その中で、子どものやる気や学習能力を育むポイントなどについて書かれていたので、私自身記憶に留めておくためにも書いておこうと思います。
こどものやる気を伸ばす親の接し方
母親は、こどもとの一体感が強いのであれこれ世話を焼きがちだけれど、それでは子供のやる気が育たないといいます。
親のヘルプを徐々に減らしていく
コミュニケーションコーチの山崎洋実さんによると、
子どものやる気を出させるために大切なのは、子どもが成長するにしたがって親の『ヘルプ』を徐々に減らして『サポート』に回る事だと言います。
『ヘルプ』と『サポート』の違いについては以下のとおりです。
★『ヘルプ』…相手には出来ないから代わりにやってあげる
★『サポート』…あなたならできる。でも困ったときには助けてあげる
コミュニケーションコーチ山崎さんによると、
生まれたときは100%のヘルプが必要ですが(~省略~)ある程度のことが自分で出来るようになる10歳くらいになれば完全にサポートに移行するのが理想
ということです。
低学年の時は一緒に学校に行く準備などを手伝って、準備する習慣を身に付けていき、徐々に自分だけで出来るようにさせていくのがいいですね。
今まで全て子供の事を親がやってあげていたのなら、今から少しずつ、自分で出来るようにさせて、高学年になるころにはたとえ忘れ物などの失敗をしても自ら学んでいくというのが理想です。
子ども自身に『自分で決めた』と感じさせる
『早く勉強しなさい』と言うより『何時から勉強を始める?』と聞いて、自分で決めさせて、それを尊重してあげて。
というのを読んで、なるほどと思いました。
確かに、人から言われてやるよりも、「自分で決めてやっている」と本人が感じることで自ら行動するし、やる気も出ますね。
ネガティブな発言は×。ポジティブな言葉で安心感を
子どものやる気が出ない原因として、親が子供の言動を否定する言葉をかけることがあげられます。
×『なんでやらないの?』『それじゃだめ』
→このようなネガティブ発言は、子どもを不安にしてしまう。
〇『あなたなら大丈夫』『できるよ』
→何でもやれる気がするという幸せな勘違いが安心感につながる。
・・・そして、やる気スイッチが入る!!
ちょっとした言葉の違いで、子どものやる気にもなるし意欲をそぐキッカケにもなります。
親の発する発言には、気を付けねばと思いました。
言葉の事については、以前書いた記事を思い出しました。

自分から動くのを「待つ」
やる気になるタイミングというのは、本人次第。
やりたいことが見つかったら自分から動くはず。その日まで、焦らずに見守ってあげてください。
と山崎さん。
親はつい先回りして世話を焼いてしまいたくなりますが、子どもが自発的にやる気スイッチを押すまで、ここはじっと我慢。
あれこれやってあげたくなるのを抑えて、子どもを信じて見守るというのは、なかなかの忍耐力が必要だとは思います。
しかし、親が出来ることは「待つ」ことなので、私自身、焦らずにじっくりと「待つ」忍耐強さを、今のうちから身に着けていきたいものです。
自ら未来を切り開いていける子にするために。脳を育てる学習習慣と生活習慣
子供の人生を自分で切り開いていけるようにするためには、望ましい学習習慣と生活習慣を身に付け、脳を育てていくことが重要です。
【学習習慣①】脳を高機能化させるには『徹底反復』が必須
近年の小学生の教科書は、最も学習量が多く最も難しいそうです。
そのため、学校任せだけでなく家でのサポート(家庭学習)の必要性がさらに求められています。
自主的に勉強をさせるには『基礎的な学習能力を高めることが重要』
自主的に机に向かわせるためには、基礎的な学習能力を高めることが大切なのですが、その
基礎的な学習能力を高めるには、
●百ます計算
●漢字の書き取り
といった短時間で終わる『読み書き計算の徹底反復』が必須。
ポイントは、一度できたからと言ってすぐに難しい問題に進むのではなく、同じ問題を何度も繰り返して、解くスピードを高速化させること。
→すると脳が鍛えられ高機能化していきます。
【学習習慣②】勉強は短時間の方が成績が上がる
勉強時間を短くすることも、大事なポイントだといいます。
立命館大学教授で立命館小学校校長顧問でもある陰山英男さんによると、
課題に対して全力でやっていればOK。(~中略~)できるだけ短時間で終わらせる方が成績が上がる
と言います。
短い時間ではあるけれども、全力で挑む。
その方が集中力も途切れることなく効果的に脳を鍛えることができますね。
学習時間の目安として、小学校低学年は30分以内、中学年以降で2時間以内(中学受験を控えていない場合)とのこと。
【生活習慣①】『早寝早起き朝ごはん』の重要性
文字の通り、「早寝、早起きし、朝ごはんをしっかり食べる」という基礎的なことが、学習能力を高めるうえで非常に大切な生活習慣だと、陰山氏は言います。
近年の研究でも、早く寝る子は成績がいい。という結果がはっきりと出ています。
特に、記憶というのは睡眠中(12時まで)に定着するとのことなので、このことからも睡眠は学習能力を高めるためにとても大切だということがわかります。(小学生なら8時間の睡眠時間が必要。)
【生活習慣②】『知的感動体験』で脳が活発に働く
「面白い、楽しいと思った瞬間に、子どもの脳は伸びているんです。」と、陰山氏。
「未知の物事に触れて刺激を受けると、百ます計算をやっているときと同じように脳が活発に働き、血流も上がります」
『知的感動体験』をすることで、子どもの脳はどんどん育っていくということですね。
最近、小学生の習い事で科学実験教室が流行っていますが、科学の実験で体験することは、まさにこの『知的感動体験』を満たすものではないかと思います。
おわりに
陰山氏はこのように言っています。
「読み書き計算の徹底反復と早寝早起き朝ごはん、体験で、
基礎的な学習能力を伸ばせた子は、中学や高校へ行っても伸び続け、(~以下省略)」
小学生のうちに基礎的な能力を伸ばすことで、その後の能力も伸び続ける・・・
そして、自らの力で前向きに人生を切り開ける子になっていく、と。
今回のエコマム春号の記事を読んで、子どもが自分の力で未来を切り開く子になるには、
「親の関わりが非常に大切だ」ということがよくわかりました。
親の子供への接し方や家でのサポート、生活習慣の工夫次第で、もしかしたら子どもの人生をいいものにもそうじゃないものにもしてしまう影響力があるのだと。
まだうちの子供は未就学児ではありますが、小学生になるのもあっという間かと思います。
親として、子どもには自立して人生をより良いものにしていってほしいと願っているので、
そのためには、これからの子どもへの対応を、親自身がしっかり考えて行動していかねばと思いました。
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