この記事では、「語彙力」を伸ばす本「12歳までに知っておきたい語彙力図鑑」についてレビューしたいと思います。
子どもがよく使う表現、やばい、むかつく、えもい…といった言葉を他の言葉に言い換えるとどんな言葉?そういうのがわかっちゃう図鑑。
さらに、言い換え力アップの訓練や、コミュ力アップになる言い換えなども学べちゃいます。
さっそく中身を見ていきましょう(^^)/
「12歳までに知っておきたい語彙力図鑑」斉藤孝:著
「12歳までに知っておきたい語彙力図鑑」斎藤 孝:著 税込1,760円
この本(図鑑)を書いたのは、テレビ番組にもたくさん出演されている有名な大学教授・斎藤 孝さんです。
優しくわかりやすい口調で説明をしてくれます。
こちらは裏表紙。
厚みは1.8cmくらい。
ページは223ページあります。
語彙力マスターへの道
STEP1 感情基礎語言い換え力アップ
STEP2 状況説明力を鍛える
STEP3 ポジティブ変換でコミュニケーション力アップ!
STEP4 観察眼を磨く「目の付け所」探しトレーニング
STEP5 大人も知らない⁉文豪たちの日本語
このようにSTEP1~5を読んでいくことで、言葉を覚え自分のものにしていきます。
各STEPは前後してもOK。繰り返し読むことがおすすめとのこと。
STEP1 感情基礎語言い換え力アップ
STEP1では、そのページで取り上げる言葉(テーマ)が大きく赤い文字で書かれています。
その下に、吹き出しで言い換えできる言葉とその例文、難易度を表す星★が書かれています。
グレーの欄には「テーマ」に似た意味の四字熟語の言い換え紹介されていて、おもしろい!
イラストもついているのでイメージ湧きやすいです。
STEP2 状況説明力を鍛える
STEP2では、状況説明力を鍛えていきます。
イラスト、イラストを説明する文章があり、その中の言葉の解説が詳しく書かれています。
イラストに出てくる主人公は、個性豊かな動物たちで、様々な場面に登場しています。
様々なシチュエーションで、説明するのに便利な言葉を学んで語彙力を増やしていきます。
STEP3 ポジティブ変換でコミュニケーション力アップ!
STEP3は、ポジティブ変換でコミュニケーション力アップ!
ふとした言葉で誰かを傷つけていたり、怒らせていたり…それはもしかしたら語彙が不足しているからかも。でもそんなのはもう卒業!
このSTEPでは様々な場面でのコミュニケーション術や言葉遣いを学べます。
この後にSTEP4、5と続きます。
STEP4では、感想などがワンパターンにならないような「目の付け所」を見つけるトレーニング。
STEP5では、文豪たちが遺した美しい日本語表現と語彙を学んでいきます。
STEP1の中身を少しご紹介
メインページがこちら。
一番上にそのページのテーマとなる言葉が赤字であります。
この写真の場合は「むかつく」という言葉ですね。
その言い換え候補が下の吹き出しの中にあり、「言い換え出来る言葉」と、「その言葉を使った例文」が書かれています。
また、それぞれの吹き出しの中の言葉は、星☆の数で言葉の難易度が示されています。
一番下のグレーのメモ帳のような欄には、テーマ(写真の場合は「むかつく」という言葉)に似た四字熟語を紹介しています。
イラストもたくさんで、イメージが湧きやすいですね!
こちらは「いいね!」「ダメだね」をテーマにしたページ。
「いいね!」の他にどんな言葉に言い換えられるかというと、
- 非の打ち所がない
- 文句なし
- 見事
etc.
「ダメだね」の言い換えは、
- ピンとこない
- 不可解
- 腑に落ちない
など。
私でさえなかなか「パッ」とは出てこない言葉ばかりですが、小学生がこのような言葉を知っていたり使っていたりしたら「おお」っとなりますよね。
語彙力の少ない私が一番勉強になっているかも・・・(笑)(何回も読もうと思います!)
おわりに
小学生の子どもの語彙力を増やすべく購入した「12歳までに知っておきたい語彙力図鑑」のご紹介でした!
なんだか、このレビューを書いているだけで語彙力が増えてきたような錯覚を覚えます(笑)
いつでも手に取れる場所に置いて、日々目に触れるようにして日本語の語彙力アップ目指します!
こどもだけでなく大人にも役立つ内容満載なので、一家に1冊置いておくといいかもしれません。
只今、絶賛「小学校高学年の読解力・文章力」を強化中!
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